骨端症
- 歩く際に踵が痛く、爪先歩きになってしまう
- 膝が痛く、屈伸をしたり荷重をかけたりすることができない
- 運動中や運動後に踵や膝にジンジン、ズキズキとした痛みがある
- 膝のお皿の下が出っ張っていて正座ができない
- 慢性的に痛みが続いて、思いっきり運動ができない
骨端症とは|旭川市 重原整骨院・整体院
子供の骨が成長する時は、骨のそれぞれ決まった部位に存在する成長軟骨版(レントゲンでは骨端線と言う)という部分が増殖しながら大きくなっていきます。骨端症とは『骨端線が痛くなる子供の病気』です。中学生くらいの年代になると成長が止まって骨端線も消失しますが、それまでの間に骨端線の部分への負荷や機械的な刺激が加わることで骨端症を発症し、成長痛や成長障害を引き起こします。(部位別に名称が異なる)
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・シーバー(セーバー)病:踵骨
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・オスグッドシュラッター病:脛骨粗面
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・第1ケーラー病:舟状骨
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・第2ケーラー(フライバーグ)病:第2~3中足骨
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・ペルテス病:大腿骨頭
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・キーンベック病:月状骨
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・イズリン病:第5中足骨基部
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・ショーウェルマン病:背部、腰部、胸腰椎
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・パンナー病:上腕骨小頭
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・ブロート病:脛骨近位内側骨端 etc…
骨端症の原因|重原整骨院・整体院
ここからの記述は当院に来院することが多い『シーバー病』についてとなります。
シーバー病の原因は成長期の踵への過剰な負担です。子供の骨は未発達で、特に踵骨には骨端線の部分にアキレス腱と足底腱膜という強固な組織が付着しており、とても大きな力がかかってきます。
ランニングやジャンプ動作の際に、踵骨成長軟骨部と踵骨骨端核がアキレス腱や足底腱膜によって牽引され、負荷が繰り返し加わりストレスが集中することで炎症が起こり、踵骨骨端核(踵骨骨端線より先の部分)の血行障害(骨壊死)や炎症が起きて痛みが生じるとされています。時には打撲等の外傷がきっかけとなって発生する場合もありますが、通常は度重なるストレスが集中することで発症します。
急な運動の開始、練習量の増大等、過度の負担による使い過ぎ(オーバーユース)が大きな原因となります。
また、土踏まずがない『扁平足』の場合も踵に負荷がかかりやすい傾向にあり、シーバー病の約8割の人に足部のアライメント(骨や関節の並び)異常があったとされる報告もあります。
骨端症の治療法|重原整骨院・整体院
主な原因が過度な運動によるオーバーユースなので、まずは安静にして過度な運動を避けつつ、負担がかからないように経過を診ていきます。扁平足やクッション性の悪い靴等の原因がある場合はインヒール等を用いて荷重の軽減や足底のサポートをします。また、周囲筋の硬さやインナーマッスルの弱さ、運動時の姿勢動作に原因がある場合がほとんどなので、改善のための指導やトレーニングも行っていきます。
程度にはよりますが、症状や状態は人によって様々なので、エコーやレントゲン等を用いて患部を確認しながら無理をさせず、徐々に慣らしながら様子を見ていき、復帰時には直接負荷がかからないようにテーピング等で動作制限をかけつつ影響を減らしながら運動を試みるのが望ましいです。
当院の施術|重原整骨院・整体院
旭川市の重原整骨院・整体院では、骨端症に対しての症状改善を促す施術も行っております。
筋肉や筋膜にアプローチする筋膜調整、重心の位置を整えるスタンサー検査、インナーマッスルを鍛えるEMSなど患者様の症状に合わせてオーダーメイドでご提案させていただきます。症状が重い患者様に対しては、ハイボルテージ(高電圧機器)という機器を用いて、交感神経の興奮の抑制を促します。
また、体組成計分析(身体の体重や骨格筋量などを測定するもの)を用いて、食事や栄養管理、運動についての指導も必要に応じてさせていただいております。 国家資格(柔道整復師)を持つ身体のプロフェッショナルが、どこに行っても改善しない骨端症における症状の改善を促します。
旭川市で骨端症でお悩みの方は、重原整骨院・整体院にお気軽にご相談ください。